【ドイツ語スピーキング】レビュー・感想

今日は、「ドイツ語スピーキング」を紹介します!

この本は、スピーキングの練習に特化した本です。

ドイツ語教材の中ではスピーキングに特化した本は少ないので、注目のスピーキング本です。

  • タイトル
    ドイツ語スピーキング
  • 著者
    三宅 恭子 / ミヒャエラ・コッホ
  • 発行年 2008年
  • 出版社 三修社
  • 定価 2,200円 + 税

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本の構成

  1. 挨拶
  2. 空港
  3. ホテル
  4. 列車
  5. レストラン
  6. 買い物
  7. 人と会う
  8. 付録

まとめると、大体このような構成になっています。

旅行で出くわす場面がメインになっています。

どのように会話文が載っているかというと、

  • STUFE1 (1つめの見開き)
    • 2人のやりとりの会話文とイラスト(絵の人物に吹き出し)、状況説明の簡単な文
    • ↑が見開き2ページあたり8個くらいある
    • ページ下に会話文に出てきた重要なフレーズが和訳とともに載っている
  • STUFE2 (2つめの見開き)
    • ↑と同じイラストのやりとりが載っているが、日本人のセリフのみ空白になっている(スピーキング練習用)
    • ページ下に応用表現が載っている
  • STUFE3 (3つめの見開き)
    • 左ページには↑の会話文の和訳
    • 右ページにはちょっとしたコラム(テーマに沿った豆知識)
    • 右ページ下に、会話に出てこなかった関連語のドイツ語と和訳のリスト
  • 章の最後(↑の構成が複数個で1章)
    • イラスト辞書(その場面のイラストに単語と和訳が書かれている)
    • 文法知識

という感じで載っています。

ちょっと説明が難しいのですが、分かりましたでしょうか😅

こちらのページでは50ページほど立ち読みができます!親切✨

ある場面の会話文が、漫画のように人物のセリフに吹き出しがあるという形で載っています。

次のページには日本人のセリフだけが空白になっているので、その場面を想定して自分が喋る練習ができるわけです。

章末のイラスト辞書も、その場面に合わせた単語を知ることができて良いです😊

章末の文法知識は、1章ごとに1つ紹介されています。

1通り文法を終えた人は、文法の復習にもなって良いですよ💡

ちなみに、章末の文法解説は 簡潔に説明されているので、基本文法は別の方で学んでおいた方がいいです。

そして、音声CDの構成は

  • 会話文
  • 会話文(日本人のセリフだけ抜けている)
  • 応用表現

の繰り返しです。

すべてドイツ語で、日本語は入っていません。

なので、CDを流して「ながら学習」したいなら、はじめに本に目を通して意味を把握しておくことをオススメします。

どんな人にオススメ?

この本がどんな人にオススメかというと、

  • ドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス)へ旅行に行く。
  • とりあえず1通りは基本文法を終えた。
  • シャドーイング教材を探している。
  • リーディングはできるけど、スピーキングができない。
  • 日常会話で使える、自然な表現を知りたい。
  • ドイツに留学する人、ドイツで生活しないといけない。

このような人にオススメします💡

ドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス)へ旅行に行く

この本を読んでまず思ったのが、「ドイツに旅行へ行く前に読んでおけばよかったー!そしたらもっと現地の人とドイツ語で会話できたのに😭」です。笑

この本は、とにかく旅行で出くわす場面ばかりが載っています。

空港や駅、ホテル、街中、買い物で使う表現って、旅行で使う表現ですよね!

旅行先で、現地の言葉が通じた時の喜びって、実際に体験してみないと分かりませんが、すごい嬉しいんですよ〜✨

現地の方も喜ばれますしね。

逆に、日本にいて外国人が日本語を頑張って喋ってたらなんだか嬉しい気持ちになりますよね。

ちなみに、旅行会話本にありがちなのが、「〜したいのですが」「〜はどこですか?」などといった、旅行者側のセリフしか載っていなかったりするんですよね。

ですがこの本は、相手のセリフまできちんと載っているので、現地で相手に何か聞かれて分からずに焦るということも減るんじゃないかと思います。

自分の意思を伝えることも大事ですが、その前に相手が言っていることが分からないと本末転倒ですからね!

もし、ドイツ語圏に旅行へ行くけど、ドイツ語は全くの初めてという方なら、まず簡単な文法書を一通りしてから、この本をやってみましょう💡

半年〜3ヶ月くらい前からやったら間に合うんじゃないでしょうか😊

文法はしたことある人なら、この本から入って問題ないと思います💡

とりあえず一通りは基本文法を終えた

この本は、一通り文法を終えたという人にオススメです。

実践的で、難しすぎないレベルの会話文の練習ができます。

また、章の終わりに簡単な文法の解説があるので、復習にちょうど良いのです。

文法書のように詳しい解説ではなく、簡潔に説明されているので復習にもってこいなんです💡

ちなみにこの本は、ドイツ語初心者(全くのゼロの状態)でこの本に手を出すのはやめておいたほうがいいです。

読み仮名や、ドイツ語の読み方の解説がなく、文法説明も部分的に簡潔にされているだけです。

そのような人は、まず、簡単な 初心者がとっつきやすい基本的な文法のみ解説してある本を一読してから、この本をやってみることをオススメします😊

逆に、大学で第二言語でドイツ語をとっていた、昔ドイツ語をやっていたことがある人なら、この本で基本的な文法や会話文を復習することができます💡

シャドーイングの教材を探している。

会話文のシャドーイングの教材を探している人にはぴったりです。

この本は、スピーキングに特化していて、シャドーイングをすることを前提に作られているからです。

STUFE1 (はじめの見開き)でシャドーイングの練習、STUFE2 (次の見開き)でスピーキングの練習ができるような構成になっています。

ちなみに、CD音声はネイティブが少しゆっくりめに分かりやすく読んでくれています。

少し遅いと感じる人は、スピードコントロールができるCDプレーヤーで調整してみるといいですよ💡

ところで、旅行会話じゃなくてもうちょっと難しいレベルのシャドーイング教材を探しているという人は、三修社の「耳が喜ぶドイツ語」という本がオススメです。

リーディングはできるけど、スピーキングができない

この本は、スピーキングに特化した教材です。

音声CDが付いているので、それを聞きながら口に出すことでスピーキングの練習ができます。

また、日本人のセリフが抜いてある音声もあるので、実際の場面を想定して会話の練習をすることもできます。

練習の流れとしては、

  1. 日本語訳を読んで会話の内容を理解する(大事です!意味分からないまま聞いていても頭に入りません。)
  2. 2人のドイツ語会話を本を見ながら聞く。
  3. 2人のドイツ語会話を本を見ながら一緒に発音する。
  4. つまらずスラスラ言えるようになるまで❸を繰り返す。
  5. 本を見ずに、音声だけを聞いてシャドーイングする(0.5秒くらいずらして音をききながら発音する)
  6. ❺をスラスラ言えるようになるまで繰り返す。
  7. 日本人のセリフが抜けている音声で、日本人のセリフを言えるように練習する。

という流れで練習していくと、1冊終わる頃には、スピーキングスキルが向上しているんじゃないかと思います💡(個人差はあります)

日常会話で使える、自然な表現を知りたい

日常会話で使える、自然な表現を知りたい人にもこの本はオススメです💡

空港、ホテル、買い物での会話、街中で道を聞いたり、知人宅に訪問したときの会話など、日常会話で出てくる表現が多く、自然な表現が載っています。

また、音声もネイティブが吹き込んでいるので、発音の確認もちゃんとできます。

教科書にあるような、平坦すぎて「いつ使うのそれ?」という文章じゃなくて、実践的な内容のテキストがいいという人にオススメです😊

ドイツに留学する、ドイツで生活しないといけない

これからドイツに留学する人や、出張、家族の事情などでドイツで生活しないという人にもオススメの本です。

日常生活で出くわす様々な場面の会話を練習することができます。

空港の入国審査とか緊張しますよね〜。

もたもたしてたらなぜか怪しまれることもあるし😅

相手が聞いてくることや、自分が言わないといけないことが予め分かっているだけで会話に余裕が生まれます。

全部聞き取れなかったとしても、部分的に聞き取れれば、相手の言っていることを予測することもできます。

なので、ドイツに行く時に必要な会話、ドイツに言ってから必要な会話が載っているこの本は、これからドイツで生活する人にも最適な本です😊

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本の感想

では、個人的な感想を言いましょう😊

はじめのほうでも言いましたが、この本を読み終わって一番の感想は、

ドイツに旅行へ行く前に読んでおけばよかったー!そしたらもっと現地の人とドイツ語で会話できたのに😭」です。笑

ドイツ、またはオーストリア、スイスへ旅行に行く人でドイツ語かじったことがある人、ぜひこれを読んでおきましょう!

本当に旅行で出くわす場面だらけなんです。

旅行先でドイツ語が通じたら嬉しいんですよ〜!

まぁ、カタコトドイツ語だと英語で返されることもありますが!笑

話を戻して、この本の内容は、

文法を一通り終えた初級者や、中級までいっているし、ある程度文章は読めるけど喋るのがなぁ…という人にぴったりです。

難しすぎない会話なので、初級者も使えます。

空港で荷物を預かってもらったり、入国審査のときの会話や、ホテルのチェックイン・チェックアウトの会話、街で道を聞いたり、買い物での会話、知人宅に訪問した時の会話など。

章末にあるイラスト辞書は、例えば空港なら、空港にあるものの名前が分かります。(搭乗ゲート、免税店、待合ロビー、エレベーター、などなど…)

イラストがあるのは、単語を覚える時にイメージしやすいので記憶に残りやすいです。

また、章末の文法解説は、簡潔に 要点だけまとめて書かれているので、復習に良いです。

そこでもうちょっと詳しく思い出したいときは、文法書で調べると良いです。

気になった時が一番覚えられる時なので、さらに詳しく知りたくなった時は面倒くさがらずに調べましょうね!

コーナーの後にある「知ってお得なドイツ情報」というコラムも、お気に入りです。

ドイツならではの事情などを説明してくれます。

旅行にいったり留学に行ったりすると、日本とシステムが違ったりして戸惑うことってありますよね。

そういうことを紹介してくれるコーナーです。

文化の違いって面白いですよね。

知っておくだけで、会話の流れを予測できることもあるので、現地の情報は知っておいて損はありません😊

1つだけ残念だったのは、コーナーごとの最後に載っている単語が、会話に出てこなかった関連語だけなんですよね。

会話文に出てきた単語も合わせて載せておいて欲しかったです。

語彙の復習をしたい時に役立つので。

ちなみに私は自分で書き込みました。笑

語学本って書き込めが描き込むほど愛着が湧くんですよね。

ここにコレが載ってたらいいのに…と思ったら、自分で書き込めばいいのです。

書くことで記憶にも残りやすくなりますからね💡

話がそれてきたので、戻しましょう!笑

ドイツ語スピーキング」はドイツ語初級者〜中級者で、会話力を鍛えたい人、ドイツ語圏に旅行へ行く人にオススメです

私は旅行前にはこの本で絶対復習することに決めました!✊

先ほども書きましたが、こちらのページから50ページほど試し読みができるのでぜひ一度見てみてくださいね♪

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基本情報

  • タイトル
    ドイツ語スピーキング
  • 著者
    三宅 恭子 / ミヒャエラ・コッホ
  • 発行年 2008年
  • 出版社 三修社
  • 定価 2,200円 + 税

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