今回は、この本です💡
「日記を書いて身につけるドイツ語」です!
- タイトル
日記を書いて身につけるドイツ語 - 著者
眞岩 啓子 - 発行年 2014年
- 出版社 ベレ出版
- 定価 1,700円 + 税
この本はタイトルの通り、ドイツ語で日記を書くための本です💡
ですが、日記を書かない人にも役立つ本でしたよ😊
数ある本の中でも気に入っている本の一つです!
どんな感じだったか、お伝えします✨
Contents
本の構成
- 基本表現
・基本表現 (日付、数詞、時刻、天気)
・日常生活 (食、人物について、生活、仕事、学校、家、交通、趣味、健康、イベント、IT機器) - 応用表現
・前置詞、助動詞、接続し、不定詞、非現実話法、間接話法など
・イディオム、感情表現など - 例文集
- 基本文法
本の構成を大体まとめるとこのような感じになります。
どのようにドイツ語が紹介されているかというと、
- ジャンルごとに単語や例文が載っている(日本語・ドイツ語の順)
- 使い方に注意が必要なものには簡単な解説がある
- 基本文法の章では、基本的に「例文(ドイツ語・日本語) → 文法解説 → さらに例文(ドイツ語・日本語) 」の順で解説されている
このような流れになります。
例文が豊富で、どのドイツ語にも必ず日本語訳が付いているので、とても親切な本だと思います。
文法的な用法を説明するときに、ドイツ語の例文だけで日本語訳が付いてないことって意外とあるんですよね〜。
「辞書を引く必要がない」というのは、毎日続ける負担が減るので結構重要なポイントだったりします。
どんな人にオススメ?
この本がどんな人にオススメかというと
- ドイツ語で日記をつけたい
- ドイツ語の基本文法は一通り終えた。
- ドイツ語をやってるけど身についている感じがしない
- アウトプットができていない
- 読めるけど話すのが苦手
- ドイツ語のフレーズ集を探している
このような人にオススメします。
ドイツ語で日記をつけたい
これは、タイトル通りのことです。笑
この本はドイツ語で日記を書くための本なので、ドイツ語での日記の書き方〜例文まで、多岐に渡るジャンルの文章の例文があります。
この本1冊で、だいたい日記で書くこと(日々の出来事をつづること)はカバーできるんじゃないでしょうか。
1文ごとの例文だけじゃなくて、1つの日記としての例文も載っているので、話の流れなども参考にすることができます💡
ドイツ語で日記を書く人は、この本を参考にして書きましょう😊
ドイツ語の基本文法は一通り終えた。
この本を一番オススメしたいのは、ドイツ語の基本文法を一通り終えた人です!
例文が豊富なので、実際に使える文から文法の復習することができます。
その上、もし忘れている文法事項があっても、本の後ろにある文法の解説を見て復習することができるんです!
この1冊で、例文を使った総合的な文法学習(復習)ができるんです!
しかも、全てのドイツ語の文章には日本語訳がついているので、辞書を開く必要もありません。
これは、学び始めの人にはとても親切な本になっています。
文法を一通り終えた時って、なんとなく仕組みは理解できても、フワッとした感じがしませんか?
知っているけど、まだあまり完全に理解できていない感じ。(私だけ?!笑
なので、たくさんの例文に触れることがドイツ語文法を自分のものにしていくための一歩になります!
なので、ドイツ語の基本文法を一通り終えた人にもオススメの本です💡
ドイツ語をやってるけど身についている感じがしない。
ドイツ語を始めてしばらく経つけど、あまり身についている感じがしない人にもオススメです。
外国語が身についていると感じれない理由の一つは「アウトプットが少ない」からです。
インプットばかりしていませんか?
文法書を読んだり、ドイツ語の文章を読んだり、ドイツ語のドラマや動画を見てみたり。
もちろんインプットは大事です!
ですが、それをアウトプットしないと、自分の中で深く理解することが出来ません。
実際に書いたり話したりした言葉は、記憶に残りやすいです。
なので、あなたが知識として身につけたドイツ語を、今度はアウトプットしていきましょう。
すると、自分で話せるフレーズが増えていき、ドイツ語が次第に身についたと感じられるようになってくるはずです💡
アウトプットができていない
アウトプットが出来ていないという人にもオススメです。
この本は、日記で使うような文章がたくさん出てくるわけですが、日記で書くことって、自分の身に起きたことですよね。
自分の身に起きたことを話すって、会話の基本ですよね?
もちろん、挨拶なども基本ですが、アウトプットが足りないと感じるくらいドイツ語を勉強している人は、挨拶はもう知っているレベルだと思います。
次に必要なのは、自分のことを話すことです。
そのような文章が、この本にはたくさん載っています。
なので、自分の身に起きたことを、この本に載っている例文を参考にドイツ語で書いてみましょう。
そして、口に出して言ってみましょう💡
初めは大変だと思うかもしれませんが、練習しているうちに、だんだん文章のパターンなどが感覚的に身についてきて、アウトプットするのが楽しくなってくるはずです!(個人差はありますw
読めるけど話すのが苦手
ドイツ語の文章を読めるけど、話すのは苦手という人!
これは、書くだけじゃなくて話すのにも役立つ本です!
ドイツ語の文章がある程度読めるという人は、この本の例文のレベルだったら読んでだいたい意味が掴めると思います。
そうじゃなくても、ちゃんとドイツ語の例文には日本語訳がついていますから、安心してください。
そして、この本で話す練習をするときは、
- 日本語を読む
- 場面を想像する
- ドイツ語を読む
- 日本語を読む
- ドイツ語を感情を込めて言う!(できれば本を見ずに)
その場面を想像しながら、感情を込めて、本を見ずに言えるようなるまで練習する!
という練習をしてみてください。
役者になりきってください。
それが、スピーキング力アップの近道です💡
言葉というのは感情を伴って発するものですから(少なくとも人間は)
どういう場面で、どういう気持ちで、こういうフレーズを言ったという記憶があれば、同じ場面になったときに自然と口から出てくるようになります💡
話すって、そういうことですよね💡
なので、ドイツ語のスピーキング力をあげたい人にもオススメの本です!
ドイツ語のフレーズ集を探している
この本は、とりあえず例文がたーっくさん載っています。
私は例文たくさんの本が大好きです。(どうでもいい?笑)
例文に出会う数だけ、その言語の理解が深まると思っているからです。
赤ちゃんって、そうやって母国語を身につけていきますよね。
文法書で勉強するわけではありません。
身の回りの人が発するたくさんの文章に触れていくうちに、感覚的に文章のパターンが分かっていって、そのように文が言えるようになっていくわけです。
なので、たくさんの例文に触れることは、感覚的に文法を身につけることに役立つのです。
ちょっと話がずれましたね。
この本は、例文集といっても過言ではありません。(後ろに基本文法解説もありますが)
その文法解説にも例文が複数出てきます。
日記で書くような、色んなイベントや感情表現に使うフレーズなど、多岐に渡ったジャンルの例文が載っています。
なので、ドイツ語のフレーズ集を探している人にも、自信を持ってオススメできます!✨
本の感想
では、この本の感想ですね!
私は、この本を読んだ時、感動しました😭w
良い買い物した〜!って思いました。笑
とにかく例文がめっちゃ多いんですよ!
しかも、全部に日本語訳が付いている!
ジャンルごとに単語や例文が載っていて、注意が必要な数詞は使い方の説明が載っています。
なぜ、例文が多いのが良いかというと、文法や言葉の使い方の解説も大事なんですが、実際に文章でどのように使われているかを見るのが一番、直感的に理解しやすいんです。
「習うより慣れろ!」って言葉がありますよね。
それと同じです。
例文にたくさん触れれば触れるほど パターンが分かってくるので、解説を読むだけなのに比べて、理解が深まるんです💡
そして、この本の親切なところは、全てのドイツ語にちゃんと日本語訳がついていること!(私が見た限り)
特に問題集では、日本語の訳がなくて正確な意味が分からなくてモヤモヤすることがあるんですよね😅
この本は、モヤモヤするところがありません!笑
だから良い本なんです。
外国語の勉強で一番大事なのは「継続」なので、「辞書で調べる必要がない」とか「意味が分からずにモヤモヤして終わることがない」ということはとても大事なことです。
初心者の場合は特にそうです。
人間は面倒くさいことはやりたくない生き物なので、わざわざ「辞書で調べないといけない」「その本だけでは意味が理解できない場所がある」と、モチベーションの低下にも繋がります。
辞書で調べることは記憶に残りやすい、ということもあるのですが、初心者
の場合、特に基本文法がまだ曖昧なときに、「辞書で何度も調べる」「理解
できないカ所が何個もある」と、新しく文法を理解することだけでも脳みそを使っているのに、さらに負担が増してしまいます。
なので、他の本で調べる必要がない、「1冊で完結できる本」というのは外国語学習者(特に初級者)にとって、とても親切で学ぶ意欲の出る本だと思います。
ちなみに、この本は、全くのドイツ語初心者よりも、ドイツ語の基本文法を
学び終えたところの人にオススメです。
または、大学で第二言語でドイツ語を取っていた人や、昔ドイツ語をやっていた、という人にもオススメです。
この本がなぜ全くの初心者にはオススメできないかというと、発音については載っていないからです。
外国語は、発音が分からないと話せるようにはなりません。(当たり前のことですが😅)
なので、この本に興味がある初心者の人は、まず基本文法を入門書で一通り
やってから、この本に挑戦してみることをオススメします💡
発音、冠詞、動詞、分離動詞、助動詞、形容詞、分詞などを学んで、
ドイツ語を書かれた文章を見たときに、どれが名詞、動詞、前置詞、形容詞
なのかが分かる程度で、この本を初めても大丈夫かと思います。
意味は分からないけど、品詞は分かるという状態ですね。
このようなレベルであれば、この本にはすべてのドイツ語に日本語訳が付いているので、意味が分からないということにはならないと思います💡
ちなみに、基本文法については後半のページに簡潔にまとめられています。
なので、一度文法はやったけど、まだちゃんと身についてないなぁ という
状態でも、後ろの基本文法のページで復習することができます。
これがこの本のとっても良いところです!
他の本を開かなくても、この本1冊だけで完結できるんです。
さっきも言いましたね😅
でも、それくらい大事なことなんです。
あと、英会話の学習で定番になりつつある、瞬間英作文のドイツ語バージョンがこれで出来ますね。
本の構成からしたらちょっとやりにくいですが、自分でノートや単語帳に日本語とドイツ語を書いて、日本語を見てドイツ語を言うという練習ができると思います。
例文が豊富な上に、日記の例文ですから、自分の身に起きたことを表現する
文章ばかりです。
なので、これらの例文を口に出して練習すると、スピーキング力向上にも役立ちます💡
言語は誰かとコミュニケーションするためにあるので、自分のことを話せてこそ意味がありますから💡(考えは人それぞれですが)
もし、瞬間独作文をするのにこの本を使うなら、まずは短めの文章をピックアップしていって、ノートや単語帳に日本語・ドイツ語を書いていきましょう💡
アプリに登録するのもいいですね!ちょっと手間かもしれませんが。
このように、色んな使い道のある「日記を書いて身につけるドイツ語」ですが、私はオススメします〜!
個人的に、ドイツ語本ベスト5に入る本です✨
あくまで個人的な意見なので、参考にする程度にしてくださいね。笑
好きな本なので長くなってしまいました。笑
買おうか迷っている人の参考になれば嬉しいです😊
基本情報
- タイトル
日記を書いて身につけるドイツ語 - 著者
眞岩 啓子 - 発行年 2014年
- 出版社 ベレ出版
- 定価 1,700円 + 税