近年、観光スポットとしても人気のある台湾。
最近はスーパーに台湾パイナップルもあったり(甘くて芯まで食べれて美味しい!)
年々、私たちにとって身近な国になってきているのが台湾です✨
そんな台湾で使われている中国語、台湾華語を学んでみたいという人にオススメの本を紹介します!
「今日からはじめる台湾華語」です!
台湾華語の初心者が一から学ぶのにピッタリな本です。
どんな本なのか、詳しく紹介していきます♪
- タイトル
今日からはじめる台湾華語 - 著者 楽大雄
- 発行年 2017年
- 出版社 白水社
- 定価 2,600円 + 税
Contents
どんな人にオススメ?
この本がどんな人にオススメかというと
- 台湾に興味がある
- 台湾で中国語を使いたい
- 中国語を台湾式(注音)で学びたい
- 台湾に旅行へ行く予定だ
- 普通話は大体学んだが、台湾華語も学びたい
このような人にオススメします。
台湾に興味がある
この本は、台湾に興味がある人にオススメできます。
台湾の言葉だけでなく、文化などの豆知識も合わせて紹介してくれるので、
台湾に興味の在る人にとっても面白く台湾華語を学べる本になっています。
言語は、その国の文化や歴史などと深いつながりがあるので、
言葉を学ぶにあたって、その国の文化や歴史を知ることは、
その言葉の成り立ちや背景まで学ぶことに繋がるので、とても大事です😊
台湾の文化を知っていると、実際現地の人と会話するときにも役立ったりしますよ♪
台湾で中国語を使いたい
この本は台湾華語(台湾で使われている中国語)の本です。
なので、台湾で中国語を使いたい人にピッタリの本です。
一般的に、日本で「中国語」の学習本として売られている本は、
ほとんどが中国本土で使われている普通話という種類の中国語の本です。
なので、台湾で使われている中国語を学びたい場合は、
「台湾華語」「繁体中国語」などと書かれたものを探す必要があります。
日本の出版社から出ている台湾華語の本は、まだ数少ないです。
これから台湾華語を学ぶ人のための入門書としては、
丁寧に解説されている、この本がオススメできます😊
中国語を台湾式(注音)で学びたい
中国語を台湾式で学びたい!注音で学びたい!という人にもピッタリな本です。
この本は、全ての中国語に注音と拼音、両方の表記がされています。
なので、中国語を注音で学べる、数少ない本なのです。
はじめは注音を覚えるのが大変かもしれませんが、平仮名に比べたら少ないですからね!
もし学習中にど忘れしてしまっても、カタカナや拼音での読み方も載っていますから、思い出しやすいので良いです😊
台湾が好きだから台湾式で学びたい!という人は、注音から学べるこの本をオススメします♪
台湾に旅行へ行く予定だ
これから台湾へ行く予定があるという人、この本で中国語と台湾の文化を学んでから行くことをオススメします!
その国のことを知ってから行くのと、知識ゼロで行くのでは、楽しみ方が何十倍も変わってきます!
実際私は台湾旅行へ行った時は知識ゼロで行きました💦
帰ってからこの本を読んで、これを知ってから行っていたらもっと楽しめたし、もっと現地の人ともコミュニケーションがとれたのになぁ!って後悔しています💦
なので、みなさんにはそんな後悔してほしくありません。笑
旅行に行くなら、その国の文化と言葉を少し学んでから行くことを強くオススメします!
せっかく休みをとって、飛行機で行くんですから!
(今はコロナで行けませんが…)
将来台湾に行きたいと思っている人は、ぜひ手に取ってみてください😊
普通話は大体学んだが、台湾華語も学びたい
普通話(中国本土で使われている中国語)はある程度学んだけど、
台湾にも興味があるから台湾華語(台湾で使われている中国語)も学びたい!
という人にもオススメできる本です。
なぜなら、この本は全ての中国語に注音と拼音の両方の表記が載っているんです。
なので、普通話を学んだ人でも読み進めやすいです。
また、コラムで普通話とのちょっとした違いが紹介されているときがあるので、
普通話を学んだことのある人は参考になるでしょう😊
もし、本の構成で紹介した文法事項を見て簡単すぎるなと思う人は、
同じシリーズの次のレベルの本も出版されています!
「もっと知りたい台湾華語」という本で、
2021年3月に出版された、最新の本です!(昨日本屋さんで知りました!)
なので、普通話が中級以上の人は、次のレベルの本でも良いかもしれません。
基本からおさらいしたいという人はこの本もオススメです😊
次は、この本をオススメできない人について解説します💡
この本をオススメできない人
❌ この本をオススメできない人は、
- 普通話(中国本土で使われている中国語)を学びたい人
- 中国語検定試験(中検)を受けたい人
です。この本は台湾で使われている中国語(台湾華語)の本です。
また、一般財団法人日本中国語検定協会が主催している、中国語検定(中検)を受ける人にもオススメはできません。
中国語検定で扱っている中国語は、普通話なので、台湾華語とは違う種類の中国語です。
日本で一般的に中国語と言われているのは、中国本土の中国語です。
なので、普通話を学びたい人、中検を受ける人は、間違えて買わないように気をつけてくださいね。
本の構成
- 台湾や台湾華語について
- 発音
- 会話(文法)
- 人称代名詞
- 「是」「有」「在」「的」
- 疑問文
- 選択疑問文
- ものの数え方
- 指示代名詞
- 形容詞述語文
- 動詞
- 副詞
- 前置詞
- 依頼・勧誘
- 文末助詞 etc…
この本は、まず始めに台湾がどんな国なのか、そして台湾華語がどんな言葉なのか、日本語や中国本土で使われている中国語との違いについての説明があります。
台湾はサツマイモのような縦に長い地形をしています🍠
その次に発音についてのページです。
音声は、CDが付いているのでちゃんと確認しながら進められます😊
では、実際どのように台湾華語が説明されているのかを見ていきましょう。
- 2人の会話文
- 台湾華語(カタカナと注音のふり仮名つき)
- ピンイン表記の読み方
- 日本語訳
- 会話文で出てきた単語リスト(注音、拼音、日本語訳つき)
- コラム
- 会話文で出てきた3〜4つの文法の解説
- 復習問題(2章ごと)
このような流れになります。
よくある語学本の流れと同じです。
2人の会話文を元に、新しい単語や出てきた文法を学ぶようになっています。
コラムでは、その話題に関連した豆知識が載っていて、勉強の一休みしながら台湾や台湾華語について知れちゃいます😊
この本の最大の特徴は、注音で台湾華語を学べるという点です。
注音は、日本語でいう平仮名みたいなもので読みを表すときに使う文字です。
普通話(中国で使われている中国語)では、拼音(ピンイン)といって、アルファベットを使った発音表記をします。
台湾華語の学習本でも、ピンインが使われているものが多いです。
なぜかというと、注音で学ぼうとすると、まず文字を覚えることからしないといけないので、アルファベット表記のピンインのほうがとっつきやすいからです。
ですが、台湾人は中国語を学ぶ時には注音で学んでいます。
台湾人はピンインは習っていないので、現地で台湾人に発音表記を教えてもらうときには注音でしか答えてもらえません。
アルファベット表記だから台湾人でもいけるんじゃ?と思うかもしれませんが、注音しか知らない人がほとんどです。
なので、台湾華語を学ぶなら、覚えるのに時間はかかりますが注音から学んでみるのもオススメです。
次は、この本を読んだ感想をご紹介します💡
本の感想
この本は、私がはじめて台湾華語を学ぼうと思って手にした1冊目の本です😊
私は、語学全般に興味がありますが、ヨーロッパ方面の言葉が割と好きだったんです。
ですが、友達に誘われて行った旅行だったので、予備知識なしで台湾旅行に行ったんですよね。
もちろん楽しかったのですが、やはり現地の人とコミュニケーションをたくさん取るには、その国の文化や言葉を学んでから行った方がもっと楽しめるんですよね…
私は台湾から帰ってきてから、せっかく行ったことのある国だし、
また行きたいから台湾華語を学ぼうと思ってこの本を買いました。
この本は、はじめのコーナーでは、台湾がどんなところなのか、中国語の種類について、日本の漢字とどう違うか、などの語学学習だけでない言葉の背景
についての解説ページもあって、台湾華語の入門として役に立ちました。
台湾式で中国語を学ぼうとすると、注音の文字と読みを覚えることから始めないといけません。
私は部屋の目につくところに表を張っていました。笑
それと、スマホで注音の発音を確認できるアプリがあったので、暇な時に音を
確認したりもしていました。
注音は、漢字のような、平仮名にも似ているような不思議な文字です💡
この本の良いところは、注音表記もあるけど、拼音表記やカタカナ表記もあるところです。
はじめに注音を覚えても、ど忘れするときもあるので、そういうときに思い出すきっかけになってくれます。
わざわざ前に戻って調べる必要がないのは、入門書としては大事なポイントだと個人的に思っています。
というのは、入門レベルの時は、新しい文法事項を理解したり覚えるのに脳みそを使いますよね。
そういうときに読み方も分からなくて前の注音が載っているページを探して文字を探して発音を確認するというのは、さらに負担が増しますよね。
特に新しい言語を学び始めた時というのは脳みそが疲れますから、そういうちょっとした手間が省けることで学習がスムーズに進みます。
負担が多くなると嫌になって続かなくなることもあるかもしれません。
言語を学ぶのに一番大事なのは継続なので、はじめは特に楽しく続けられることを意識して勉強することをオススメします!
そういう点でも、この本は台湾華語の入門書としてもピッタリなんです。
そして、注音で学ぼうと思ったけど、文字覚えられない…
とりあえず文法だけ学習したい、という人でも、ピンイン表記(アルファベット表記)もあるので、注音を覚えられてなくても読み進められます😊
また、音声データはCDが付いているので、ちゃんと発音も確認できます。
語学本で個人的に重視する点は、音声データがあるかどうかです。
言葉は、コミュニケーションするためにあるし、発音がまずできなければ習得
できない!と思っているので、音声は大事です!
特に中国語は発音が難しいと言われる言語ですよね。
声調を間違えると意味が違ってきますから、一つずつ丁寧に確認して進めていくことが大事です。
なので、そういう点でも初心者にも親切な本です😊
これから台湾華語を学ぼうと思っている方、ぜひ手にとってみることをオススメします!
基本情報
- タイトル
今日からはじめる台湾華語 - 著者 楽大雄
- 発行年 2017年
- 出版社 白水社
- 定価 2,600円 + 税