今回は、英語での日本の住所の書き方を解説します!
- 海外の友達や家族にポストカード・手紙・荷物を送る
- 海外の旅行先から、日本の友達や家族にポストカード・手紙・荷物を送る
- 海外のオンラインショップで買い物をする
- 英語表記の名刺やチラシを作る
このようなときに、英語で日本の住所を書くことが必要ですよね。
基本的な日本の住所の書き方、地名が長いときや、建物名の書き方など、例文つきで詳しく解説します😊
Contents
基本的な日本の住所の書き方
- 〒135-0013 東京都江東区千田268-6
268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
- 日本語と逆の順に書く
- 地名の初めは大文字
- 市・区・町・郡などはハイフンを入れる
- 郵便番号マークは書かない
- 国名は大文字
だいたい、この通りに書くと英語で日本の住所が書けます。
ハイフンをつけたり、大文字にしたりというルールは、住所を読みやすくするためにあります。
なので、読みやすいように書くことを心がけましょう😊
では、項目ごとに詳しく説明していきます💡
日本語と逆の順に書く
〒135-0013 東京都江東区千田268-6
268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
英語で住所を書く時は、日本語のときと逆の順番で書きます。
番地 → 町名 → 区名 → 市名 → 都道府県 → 郵便番号 → 国名
のように書きます。
〒135-0013 東京都江東区千田268-6 ラフォート千田 205号
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
マンションやアパートなど、建物名が入る時は、一番最初に書きます。
*マンション・アパートなどの建物名の書き方は、後で詳しく解説します💡
地名の初めは大文字
268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
これは英語のルールです💡
固有名詞の頭文字は大文字で書きます。
人の名前も初めの文字が大文字なのと同じです💡
なので、市名・区名・町名などすべて初めの文字は大文字にしましょう。
市・区・町・郡などはハイフンをつける
市 | -shi | 八王子市 | Hachioji-shi (Hachiōji-shi) |
区 | -ku | 目黒区 | Meguro-ku |
郡 | -gun | 西多摩郡 | Nishitama-gun Nishi-Tama-gun |
町 (ちょう) | -cho (-chō) | 有楽町 | Yuraku-cho (Yūraku-chō) |
町 (まち) | -machi | 大島町 | Oshima-machi Ōshima-machi |
村 | -mura | 小笠原村 | Ogasawara-mura |
通 | -dori (-dōri) | 春日通 | Kasuga-dori (Kasuga-dōri) |
このように、 市・区・町などはハイフンをつけて区切ります。
その方が読みやすいからです。
この市・区・町などは、「-shi」「-ku」「 -cho」 のように、小文字で表記します。(固有名詞じゃないので)
基本的に住所はすべて読みの通りにローマ字表記で書きます。
「市」を「city」などと英語に訳す必要はありません。
最終的に日本の住所を見るのは日本の配達員だからです。
ちなみに、町は「-cho」「-chō」、通「-dori」「-dōri」というふうに、2通り書き方があります。
ローマ字で日本語を書く時に、伸ばす音の上に − (横線) をつける書き方があります。
ですが、どちらでもOKなので好きな方を使いましょう😊
詳しくは、この後のローマ字の解説コーナーを見てください💡
番地の書き方 -丁目・番地・号は省略 –
〒115-0071 東京都大田区田園調布2丁目310番地8号
2-310-8 Denen-Chofu Ota-ku Tokyo 115-0071 JAPAN
日本語で住所を書く時、「丁目」「番地」「号」と書く場合があります。
ですが、これは英語では省略します。
どのように書くかというと、そのままの数字の順番で、ハイフンで区切ります。
「2丁目310番地8号」なら「2-310-8」と書きましょう。
2-310-8 Denen-Chofu Ota-ku Tokyo 115-0071 JAPAN
マンション・アパート・建物名・部屋番号の書き方
〒135-0013 東京都江東区千田268-6 ラフォート千田 205号
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
マンションやアパートなどの建物名も、ローマ字で書きます。
例えば、「ラフォート」は 元はフランス語「la forte」ですが、読むのは日本の配達員なのでカタカナの音のまま「Rafoto」と、ローマ字で書きましょう。
また、「ラフォート千田」のように2つの名前が組み合わさっている場合、「Rafoto Senda」のように、スペースを入れましょう。
こののように建物名にスペースを入れた場合、「Rafoto Senda」が1つの名前であることが分かるように、後ろにカンマを入れましょう。
そして部屋番号の「〜号」は、「#〜」というふうに、番号の前にシャープをつけます。
「205号」であれば「#205」のように書きます。
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
北・南・西・東・中央・中 が地名にあるとき
- 〒203-0013 東京都東久留米市新川町121-3
121-3 Shinkawa-cho Higashi-Kurume-shi Tokyo JAPAN - 〒173-0014 東京都板橋区大山東町246-9
246-9 Oyama-Higashi-cho Itabashi-ku Tokyo JAPAN
地名に、北・南・西・東・中央・中など、方角を表す言葉がある場合、ハイフンで分けて書くこともできます。
読みやすくするために、そのような表記にします。
ローマ字にすると長い場合はハイフンで分けて書きましょう。
短い場合は分けなくていいです。
なので、「北田 (きただ)」などは「Kitada」で大丈夫です。
「方角+地名」で一つの地名になっている場合などです。
「東久留米市 (ひがしくるめし)」なら「Higashi-Kurume-shi」と書きましょう。
「Higashikurume-shi」より読みやすいですよね💡
〒203-0013 東京都東久留米市新川町121-3
121-3 Shinkawa-cho Higashi-Kurume-shi Tokyo JAPAN
「大山東町」なら「Oyama-Higashi-cho」と書きましょう。
「Oyamahigashi-cho」より読みやすいですよね💡
〒173-0014 東京都板橋区大山東町246-9
246-9 Oyama-Higashi-cho Itabashi-ku Tokyo JAPAN
長いまま書いても届きますが、分けた方がわかりやすいのでオススメです😊
ローマ字にすると長い地名のとき
- 〒208-0004 東京都武蔵村山市本町217-5
217-5 Hon-machi Musashi-Murayama-shi Tokyo 208-0004 JAPAN - 〒616-8101 京都府京都市右京区太秦和泉式部町509
509 Izumi-Shikibu-cho Uzumasa Ukyo-ku Kyoto-shi Kyoto 616-8101 JAPAN
ローマ字にすると長くなる地名もあります。
その場合、全部一気に書くと読みにくいので、ハイフンで分けて書きましょう。
目安としては、ローマ字にすると7文字以上になるものです。
*目安なので、地名によって読みやすいほうで書いてくださいね。
2つの語が合わさってできたような名前がそうですね。
例えば、「武蔵村山市 (むさしむらやまし)」なら「Musashi-Murayama-shi」と書きましょう。
「Musashimurayama-shi」より読みやすいですよね💡
217-5 Hon-machi Musashi-Murayama-shi Tokyo 208-0004 JAPAN
「和泉式部町 (いずみしきぶちょう)」なら「Izumi-Shikibu-cho」と書きましょう。
「Izumishikibu-cho」より読みやすいですよね💡
509-7 Izumi-Shikibu-cho Uzumasa Ukyo-ku Kyoto-shi Kyoto 616-8101 JAPAN
郵便番号マークは書かない
268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
郵便番号のマーク「〒」は日本独自の書き方なので、書きません。
数字とハイフンのみで表しましょう。
国名は大文字
国名は、JAPAN と分かりやすく大文字で書きましょう。
これは、郵便物を国ごとに仕分けされる時に見やすいようにするためです。
Japan と書いていても届きますが、その場合は分かりやすく大きく書いてください。
ぱっと見て「日本宛てだな」と分かるように書きましょう。
カンマはいる?いらない?
カンマに関しては、決まったルールはありません。
読みやすくするためにカンマをつけます。
カンマをつけた方がいい場合は、建物名などがある場合です。
〒135-0013 東京都江東区千田268-6 ラフォート千田 205号
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
通常はスペース(空白)で、国名・郵便番号・都道府県・市・区・町名などが区切られていますよね。
ですが、建物名のみ、「Rafoto Senda」となり、スペースが入ってしまいます。
なので、「Rafoto」と「Senda」が1つのまとまりだと分かりやすくするため、カンマをで区切っています。
ちなみに、このように全てにカンマを入れて書くこともできます。
#205, Rafoto Senda, 268-6, Senda, Koto-ku, Tokyo, 135-0013, JAPAN
これでも、もちろん届きます。
個人的に、カンマがいっぱい入っていると逆にごちゃごちゃして読みにくい気がするので、私は最低限のカンマだけを入れるようにしています。
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo 135-0013 JAPAN
建物名、住所、郵便番号、国名を区切ったらこんな感じになります。
#205 Rafoto Senda, 268-6 Senda Koto-ku Tokyo, 135-0013, JAPAN
もちろん、全部にカンマつけたほうが読みやすい!と思ったら入れてくださいね💡
書く人の自由です😊
まとめ
いかがでしたか?
日本語で書く住所と逆に書くので、初めはややこしく感じるかもしれません。
ですが、ルールさえ理解すれば、問題なく書けるようになると思います💡
久しぶりに英語で住所を書くのに書き方を忘れた!というときは、このページを確認してくださいね😊