2021年にドイツ語検定(独検)が値上げを発表しました。
級によってはかなり大幅な値上げでびっくりした人も多いかと思います。
受験者の減少や会場のやコロナの影響で、値上げしないと厳しくなってきているようです。
英検なども大幅値上げで話題になったりしていました。
今、コロナによる受験者の減少や会場費の高騰などで値上げを余儀なくされている検定が多いみたいですね。
それでは、ドイツ語検定ではどのように値上げされたのかを見ていきましょう。
Contents
ドイツ語検定(独検)ってなに?
ドイツ語検定(独検)とは、ドイツ語のリーディング、リスニング力を測るテストです。(1級、準1級はスピーキングもあり)
- 1級… 標準的なドイツ語を不自由なく使え,専門的なテーマに関して書かれた文章を理解し,それについて口頭で意見を述べることができる(語彙制限なし)
- 準1級… ドイツ語圏の国々における生活に対応できる標準的なドイツ語を十分に身につけている(語彙5000語)
- 2級…ドイツ語の文法や語彙についての十分な知識を前提に,日常生活に必要な会話や社会生活で出会う文章が理解できる(語彙3000語)
- 3級… ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる(語彙2000語)
- 4級… 基礎的なドイツ語を理解し,初歩的な文法規則を使って日常生活に必要な表現や文が運用できる(語彙1000語)
- 5級… 初歩的なドイツ語を理解し,日常生活でよく使われる簡単な表現や文が運用できる(語彙550語)
独検公式サイトより
このようなレベル分けがされています。
合格率は5級は9割後半、4級は6〜7割程度、
2級、3級あたりから合格率が5割前後となり、難しくなってくる印象です。
準1級は25%前後、1級は15%前後と、難関になります。
それでは、それぞれの受験料をみていきましょう。
ドイツ語検定(独検)の受験料一覧
ドイツ語検定(独検)各級ごとの料金改定
〜2019 年 | 2020年 | 2021年冬〜 | |
1級 | 12,000円 | 12,320円 (+320円) | 13,500円 (+180円) |
準1級 | 10,000円 | 10,230円 (+230円) | 11,500円 (+270円) |
2級 | 8,000円 | 8,250円 (+250円) | 9,500円 (+1,250円) |
3級 | 6,500円 | 6,710円 (+210円) | 7,500円 (+790円) |
4級 | 4,500円 | 4,620円 (+120円) | 5,500円 (+880円) |
5級 | 3,500円 | 3,630円 (+130円) | 4,500円 (+870円) |
*マーカーは500円以上の値上げ
このような値上げになりました。
2020年の料金改定は、消費税が8%から10%へ上がった時の改定でしたので、数百円程度の値上げでした。
ですが、2021年冬からの受験料の値上げは、級によってはかなり大幅な値上げになりました。
特に、2級は8,250円→9,500円となり、1,250円(!)もの値上げです。
2級を受験しようと思っていた人はかなりショックだったと思います。
ドイツ語検定(独検)併願の料金改定
〜2019 年 | 2020年 | 2021年冬〜 | |
1級 + 準1級 | 20,000円 | 20,350円 (+350円) | 23,000円 (+2,650円) |
準1級 + 2級 | 17,000円 | 17,380円 (+380円) | 20,000円 (+2,620円) |
2級 + 3級 | 13,500円 | 13,860円 (+360円) | 16,000円 (+2,140円) |
3級 + 4級 | 10,000円 | 10,230円 (+230円) | 12,000円 (+1,770円) |
4級 + 5級 | 7,000円 | 7,150円 (+150円) | 9,000円 (+1,850円) |
*マーカーは1,000円以上の値上げ
併願での受験料はこのように値上げされました。
併願の場合もかなりの値上げですね。
以前より併願したときのお得度(1級ずつ申し込んだ合計との差)が下がった印象です。
ただ、当たり前ですが1級ずつ申し込むよりは安くはなっています。
ドイツ語検定(独検)の申込方法
試験概要
2022年 夏 | 2022年 冬 | |
2〜5級 | 1〜5級 | |
試験日 (全級) | 2022年6月26日(日) | 2022年12月4日(日) |
二次試験日 (1級, 準1級のみ) | 2023年1月22日(日)予定 | |
申込期間 | インターネット: 4/1〜5/19(木) 郵送: 4/1〜5/20(金) 消印有効 特別措置が必要な人は 郵送で4/15必着 | インターネット: 9/1〜10/20(木) 郵送: 9/1〜10/21(金) 消印有効 特別措置が必要な人は 郵送で9/15必着 |
2022年度の試験概要はこのようになっています。
夏の試験は2級〜5級のみで、1級・準1級の試験はありません。
冬の試験は、全級あります。二次試験は1級・準1級でのみ行われます。
インターネットで申し込むのが申し込み用紙なども要らないため、一番簡単です。
- インターネット申込:クレジットカード支払いのみ
- 郵送申込:申込書の印刷が必要・ゆうちょ銀行への振込みのみ
郵送申込の場合、申込用紙は独検の公式サイトでダウンロード・印刷できます。
車椅子受験などで、特別措置が必要な場合は郵送でのみの受付になっているので注意が必要です。
それでは、それぞれの申込方法について詳しく説明します💡
インターネットでの申込方法
- 独検公式サイトの「インターネット出願」のページにいく
- 出願情報を入力する
- クレジットカード情報を入力し、支払いをする
- 申し込み完了!
このような手順になります。
インターネットでの申し込みが一番簡単でおすすめです。
クレジットカード払いのみなので、どうしてもクレジットカード払いができない人は郵送で申し込みしましょう。
また、車椅子受験などで特別措置が必要な人は郵送のみの受付のため、インターネット申し込みができないので注意してくださいね⚠︎
郵送での申込方法
- 独検公式サイトの「受験案内」>「出願方法」のページにある「願書」を印刷する(プリンターがない場合は独検本部に請求する)
- 願書に記入する
- 受験料を払う(ゆうちょ銀行への振り込み)
- 記入した願書と、受験料の払い込み証明書を郵送する
- 申し込み完了!
郵送での申し込みの場合は、このような流れになります。
自分で印刷したりしないといけないので、インターネット申し込みに比べて手間がかかりますね。
郵送の場合は、検定料の支払い方法がゆうちょ銀行への振り込みとなるのでクレジットカードで払えない人はこの方法で申し込みましょう。
また、車椅子受験などの特別措置が必要な場合も郵送での申し込みとなります。
まとめ
2021年冬〜 | 単願 | 併願 | 併願 |
1級 | 13,500円 (+180円) | 23,000円 (+2,650円) | |
準1級 | 11,500円 (+270円) | 20,000円 (+2,620円) | |
2級 | 9,500円 (+1,250円) | 16,000円 (+2,140円) | |
3級 | 7,500円 (+790円) | 12,000円 (+1,770円) | |
4級 | 5,500円 (+880円) | 9,000円 (+1,850円) | |
5級 | 4,500円 (+870円) |
*マーカーは500円以上の値上げ
ドイツ語検定(独検)の受験料は、2021年冬からこのような料金改定となりました。
1級、準1級はもともと10,000円以上と高いこともあり、そこまで大幅な値上げはされなかったようです。
ただ、2級から5級はかなり値上げされました。
特に2級は1,250円の値上げとなり、受験者にとってはかなり痛手となったかもしれません。
できるだけ十分に勉強した上で受けれるようにしたいですね。
申し込み方法に関しては、インターネット申し込みが一番簡単でオススメです。
ただし、検定料をクレジットカードで払えない人、受験に特別措置が必要な人は郵送での申し込みとなります。
それでは、これからドイツ語検定(独検)を受けられるみなさん、頑張ってくださいね!